2週間経って感じるリモート勤務の「予想以上」

リモート勤務を始めてから2週間が経ちました。
今回はその中で感じた色んな「予想以上」について書きたいと思います。

「予想以上」に遠隔地のハンデを感じない

これは一番不安視していたことでもあるんですが、現時点では遠隔地にいることで仕事に支障が出るということは感じていません。
ハートレイルズでは資料やコードは色んなクラウド環境を利用して共有しています。
その資料は膨大で見きれないなんてことはなく、良い意味で単純化されていて理解しやすい資料となっています。
そのため、ゴールや大体の方向性は共有した資料を通じて自然と合ってきます。
また、業務中はSkypeをオンラインにしていて疑問/質問等があればメッセージでやりとりして解決しています。
やりとりする中で言って頂いたんですが

「分からないことは何でも聞いてください、納得するまで聞いてください」

というスタンスでやりとりしているので、方向性がズレそうなときや壁にぶつかったときには私が理解出来るまで相手をしてもらっています。
そうやって納得感を持ちながら仕事出来ているため、遠隔地のハンデはあまり感じていません。

「予想以上」に孤独感を感じない

前述の通り、業務中はSkypeをオンラインとしておいて必要に応じてメッセージのやりとりをしています。
そのメッセージですが(ここが最も凄いことだと感じているんですが)、私が投げた質問に対しての回答がもの凄く早いんです。
聞いたことがすぐに返ってくるため、席の後ろにいる人に「ちょっといいですか?」って聞いたのと同じくらいの感覚なのでなんだか距離感が近い気がしてます。
そんなこともあって、遠隔地にいながらもあまり孤独感(一人でやってる感)を感じずやれています。

「予想以上」に集中できる

私がこの働き方となる前によく見聞きしていたのは

 「在宅勤務では慣れるまで生産性が落ちる」
 「在宅勤務に慣れるまでは時間がかかる」

といったことでしたが、これらの言葉がウソのように仕事に集中出来ています。
これには職場環境が関係しているのかな?と思っています。

実は私は「在宅勤務」ですが「自宅勤務」ではありません。
職場は実家に作っていて、住んでいるのはそこから車で20分くらいのところです。
なのでリモート勤務となる前と同様、出勤する1時間くらい前に起きて身の回りの準備をして、朝ご飯を食べて、実家へ出勤しています。
きっとこれがいい方向に働いていて、起きてからゆっくり時間をかけて準備することで「寝起きモード」から「仕事モード」に少しずつ気持ちを変化させていけてるのではないかなと思っています。

結果、仕事中はいい集中力を持続させられているのだと思います。

「予想以上」に充実感がある(家族編)

職場は実家にあり、その実家には祖父が住んでいます。
7月から愛媛でリモート勤務になります。 - ITエンジニアとして生きる でも書きましたが、私がリモート勤務となった大きな要因の1つは祖父の近くに居たいということで、それが実現出来ていることをとても嬉しく思います。
ちょっと休憩する時に声をかけたり、一緒に買い物に行ったり、病院に付き添ったりと、今まで出来なかった孝行が出来ていることにとても充実感を感じますし

 「この環境を維持するためにも仕事を頑張らなくては!!」

という仕事のモチベーションにも繋がっていると思います。

「予想以上」に充実感がある(仕事編)

ハートレイルズではRubyの開発がメインとなります。
私は今まで本格的なRubyの開発経験がありませんので、予想通りハマりまくってます(笑)
でも何度もハマっている分、何度も小さなブレークスルーを経験出来ています。
それがとても楽しい。

ハマっている最中は「ぅおおおおおおお」ってなるんですが、それが解決出来たときの喜びは格別です。
このブレークスルーの連続は私がRuby初級者だからこそ経験出来ることだろうと思います。
この喜びの感覚を忘れずに、今後も精進していきたいと思います。

「予想以上」に早く作る力が大事

2週間の勤務を通して一番強く感じたことはコレかもしれません。
初めに書いたように、ハートレイルズでは資料も理解しやすいものですし全体的なゴールがズレるということはあまりないように感じていますが、ちょっとした仕様の取り違えや実装ミスということは生じることがあると思います。
これはどんなプロジェクトでもそうだと思いますが、どれだけ重厚長大な設計書を用意してこと細かく仕様を規定していたとしても、それを読み取る側の人間が意図を取り違えたり、あるいはそもそも設計書の記載がミスっていたりすることがあると思います。
こういうミスは防ぎようがないので、なるべく早くそのミスを「発見」する必要があると思います。
その発見する方法として一番効果が高いのは

  • 動くものを見てもらう(そのコードを見てもらう)
  • フィードバックを受ける

というアプローチであろうと思っています。

特に私のような遠隔地で働いているものにとっては本当に早くこういったミスを発見したいわけで、そのためには私が早く作れなければならないと感じています。
もちろん早ければいいって話ではなくて、早い&エレガントなコードでないと合格点とは言えないでしょう。

今の私はまだまだ全然その辺が出来ないですね。
早く作ればコードが重複しまくってるイケてないコードになってしまいますし、エレガントに書こうとすれば「ぅ・・・」と手が止まってしまったりします。
まだRubyに慣れていないのもそうなのですが、ここは少しずつ積み重ねていって自分を鍛えていくしかないかなと思っています。

まとめ

今回は2週間のリモート勤務を通して私が感じたことを書いてみました。
総じて思うのは、家族のそばに居ながら仕事に打ち込めるこの働き方っていいな〜ってことです。

少子高齢化の進む日本社会において、私のように家族のそばに居たいと思う人も大勢いるのではないでしょうか?
そんな人達にとっても、このような働き方がもっと普通な世の中になればいいと願っています。

そのためにも私が良き前例となれるよう、今後とも頑張っていきたいと思います。
そんなことを考えていた今日この頃でした。