ビジネスモデルキャンバスの素振り会をやりました

先日、アジャイル四国の勉強会としてビジネスモデルキャンバスの素振り会をやりました。
アジャイル開発はソフトウェアの完成ではなくビジネス価値にフォーカスを当てた開発手法であり、そんなアジャイル開発においてシステムの価値をビジネスモデルとして表現することは非常に重要です。
ということでビジネスモデルキャンバスを実際に描きつつ、ビジネスについて考える良き機会としようということで開催しました。

Agile459 #17 ビジネスモデルキャンバス素振り会 - Agile459/アジャイル四国 | Doorkeeper

私はファシリテーターを務めさせて頂きました。久々の仕切り役だったのでちょっと不安だったんですが、まずまずうまくいったかなぁと思います。

ビジネスモデルキャンバスとはBusiness Model Generationという書籍の中で紹介されているビジネスモデルを描くツールのことです。
9つの構築ブロックから成っていて、それぞれのブロックに情報を載せていくことによって、キャンバス全体でビジネスモデルをconceptualに捉えられたり、なかなか言葉で表現しづらいビジネスモデルを見える化したりする効果があります。

ビジネスモデル・ジェネレーション ビジネスモデル設計書

ビジネスモデル・ジェネレーション ビジネスモデル設計書

今回の勉強会では教科書通りの描き方を学ぶというより、みんなでビジネスについて語り合う機会を最大化したいと思ってセクションを考えました。
参加者のみなさんに能動的に臨んでもらったおかげで、大体この目標は達成出来たのではないかと思います。
みんなで意見を出し合って、あ〜でもないこ〜でもないと話し合っている姿はとても印象的でした。

今回の勉強会で参加者のみなさんが学んだのは
「ビジネスモデルキャンバスのどのブロックにはどんな情報を載せるのか?」
というような教科書的なことではなく
「既存ビジネスを分析したり新規ビジネスを考える上でどういったことにフォーカスを当てるべきなのか?周りの参加者がどういった視点でビジネスを捉えているのか?」
という参加者自身が作り上げて共有した知見/知識だったと思います。
やっぱり学校みたいに先生が生徒に解き方と正解を教える、ではなくて自分たちで考えて自分たちなりの正解を導いていくのがコミュニティの勉強会っぽくていいな〜と思いました。

最後に参加者のみなさんの感想を聞いたんですが、結構ビジネスモデルについて語り合う場は新鮮だったようで、また実施したいという声を多く頂きました。なのできっとまた続編(?)をやります。
次回はもうちょっと時間を長くして、ビジネスモデルキャンバスでアイディアソンをやって、それをハッカソンで実際に作ってみる、なんてのも出来たら面白いだろうなぁと個人的には思ったりしています。
実現するかどうかは分かりませんが・・・^^;